11/20@角筈「からだとことばのレッスン」定例会-197



レッスンをしていると、いろいろな場でさまざまな人たちの「からだ」に出会います。そして季節の移りかわりが、人の「からだ」に大きく影響を与えていることが分かってきます。
今週の始め、障がい者支援の場で野口体操をした時、参加メンバーほとんどが、こころとからだの何らかの不調をうったえていました。そして今週になって、急に冬の寒さがやってきました。
私の友人で三人ほどですが、赤道近くに台風が発生すると、頭が重くなったり頭痛がしたりと、台風がやってきたのが分かるというのです。
出産もそうです。満月の日には産院が忙しくなると、これは看護婦さんから聞きました。
私たちの「からだ」は気候や季節の変化から大きな影響を受けているのです。そのリズムを逃れて生きることは出来ないと言っても良いと思います。
私など、満月の夜にはテンションが上がって何かとついついやりすぎてしまう。自粛を心がけています。仕事(レッスン)の関係で午前様の帰宅が多く、毎晩のように夜空を眺めて、月の姿が移りかわるのを眺めていたので、月の影響を意識できるようになりました。ちなみに大学時代に名付けられた私のニックネーム「ばん」は、バンパイアの「バン」です。吸血鬼は満月が苦手のようです(笑)
星の運行を見て、未来を占えというのではありません。せめて身近な季節の変化と自分の「からだ」との上手なお付き合いを見つければ、無理せず不安なく日々を送る手がかりをもらえると思います。「ああこの天気だから仕方がない!無理せずにおこう。」とか「そろそろ冬眠の季節だから睡眠時間を増やさなきゃ!」とか「季節の変わり目だ!気をつけてゆったり過ごさなきゃ!」とか。。。
「からだ」は季節の変化を知っていて、「意識」に注意を促すのですが、現代人は頭ばかり使うせいか、意識がその訴えを聞き分けられなくなっています。「からだ」のこわばりを緩めて、感受性を育て、意識を「からだ」の感覚にシフトしていく。天然自然への眼差しがひらけ、季節の移りかわりの豊かさが身に染みて分かってきます。
こういう感じ方は、「からだとことばといのちのレッスン」の「おまけ」です(笑)
定例会でお目にかかりましょう。新年2月10~12日には、WS合宿を開催します。よろしくお願いします。
(せとじま・ばん)


定例会では「野口体操」(野口三千三氏創始)と「からだとことばのレッスン」(竹内敏晴氏創始)をベースにしたWSを行っています。
毎回、参加される方の思いや要望を伺いながら、皆さんの「からだ」と「ことば」の情況に応じてワークを進めています。
「からだ」や「ことば」との新たな出会いを求める方、どうぞいらして下さい。
レッスン模様は人間と演劇研究所ブログで発信しています。
http://karadazerohonpo.blog11.fc2.com/


■日時 2017年11月20日(月)18:30~21:30
■会場 新宿区角筈地域センター7階「和室1」(団体名:ひとつ会) 新宿区西新宿4丁目33−7
■会費 5,000円
■申込み メールまたは電話にて、参加日とお名前をご連絡ください。
■連絡先 メール karadazerohonpo@gmail.com (瀬戸嶋宛)
または、電話 090-9019-7547
■その他 当日はからだを締め付けない動きやすい服装を用意してください。(Gパン・スカートは不向きです)