11/25@大久保「からだとことばのレッスン」定例会-198



急な寒さの訪れに、首をすくめたり肩・脇を萎めたり歯を食いしばったり。寒さを逃れようとギュッとからだを縮めることが多くなります。そんな緊張で肩が凝ったり、気分が優れない、冷えが辛い。
季節の変わり目を乗り切るのは何かと大変ですね。暖房を入れたり、厚着をしたり、身体を温めようと一生懸命運動をしたり。
体内環境の安定を保つために「からだ」は状況に無意識のうちに対応し、表層を緊張させ、外界との交換を遮断します。寒さから身=内部環境を保護するためです。
野口体操は内臓系の体操と言っても良いかもしれません。普通に体操というと、筋肉・骨格系の体操ですね。からだをユルユル揺らしていくと、内臓の活動が活発になります。からだの内側から、温もりが湧き出てきます。からだの中の代謝が活発になり筋肉のこわばりも自然と解けてきます。
「寒いことは寒いけど、心は温かい」とは、こんな感じのことでしょう。
声を出したり、言葉を語り歌うことも、横隔膜の動きを活発にし、内臓系の循環を促し、身の内を活性化します。
古来、冬の祭りで大騒ぎするのは、ある種の健康法、冬対策と言って良いかもしれません。
寒さに外出の足が遠退く季節ですが、時々は「からだ」と「こころ」をリフレッシュしないと、春が待ち遠しいばかりで、辛さが膨らむばかりです。
冬だからと言って元気までが冬眠することは無いと思います。定例会、ご自身の元気を探しにいらして下さい。
(せとじま・ばん)


定例会では「野口体操」(野口三千三氏創始)と「からだとことばのレッスン」(竹内敏晴氏創始)をベースにしたWSを行っています。
毎回、参加される方の思いや要望を伺いながら、皆さんの「からだ」と「ことば」の情況に応じてワークを進めています。
「からだ」や「ことば」との新たな出会いを求める方、どうぞいらして下さい。
レッスン模様は人間と演劇研究所ブログで発信しています。
http://karadazerohonpo.blog11.fc2.com/


■日時 2017年11月25日(土)15:30~19:00
■会場 新宿区大久保地域センター3階「和室」(JR新大久保駅徒歩8分・地下鉄東新宿駅徒歩7分)
■会費 5,000円
■申込み メールまたは電話にて、参加日とお名前をご連絡ください。
■連絡先 メール karadazerohonpo@gmail.com (瀬戸嶋宛)
電話 090-9019-7547
■その他 当日はからだを締め付けない動きやすい服装を用意してください。(Gパン・スカートは不向きです)