7/1@大久保「からだとことばのレッスン」定例会-186



「からだ」の動きを、私たちの意識は一方向からしか見ることが出来ないようです。私が壁を押すとき、私の「からだ」は壁から押し返されているのです。古典物理では作用反作用と言いますが、「私が壁を押す」ときには同時に「壁が私を押している」のです。でも自意識は「壁が私を押している」事実を無視してしまいます。自意識は「一方的」になりやすいのです。
少々飛躍するかもしれませんが、私が誰かに「話しかける」ときは、相手の存在によって「話しかけさせられて」いるのです。自意識はその事実を無視して「話しかける」自分の側からしか「ことば」を見ていない。そのために、話しているときに、相手の変化が見えなくなるのです。だから「話しかける」ことが不安になるのです。
「呼びかけのレッスン」(竹内レッスン:旧称「話しかけのレッスン」)の、面白さと奥行きの深さが、私の中から浮上してきています。さて今月7月の「からだとことばといのちのレッスン」はどこへ向かって歩を進めるのか。楽しみになっています。
(せとじま・ばん)


定例会では「野口体操」(野口三千三氏創始)と「からだとことばのレッスン」(竹内敏晴氏創始)をベースにしたWSを行っています。
毎回、参加される方の思いや要望を伺いながら、皆さんの「からだ」と「ことば」の情況に応じてワークを進めています。
「からだ」や「ことば」との新たな出会いを求める方、どうぞいらして下さい。
レッスン模様は人間と演劇研究所ブログで発信しています。
http://karadazerohonpo.blog11.fc2.com/


■日時 2017年7月1日(土)15:30~19:00
■会場 新宿区大久保地域センター3階和室(JR新大久保駅徒歩8分・地下鉄東新宿駅徒歩7分)
■会費 5,000円
■申込み メールまたは電話にて、参加日とお名前をご連絡ください。
■連絡先 メール karadazerohonpo@gmail.com (瀬戸嶋宛)
電話 090-9019-7547
■その他 当日はからだを締め付けない動きやすい服装を用意してください。(Gパン・スカートは不向きです)