9/2@大久保「からだとことばのレッスン」定例会-192



「身体」と「からだ」、漢字とひらがなとで、同じ「カラダ」を言い表す言葉。それをどう使い分けているのか?
チベット仏教の修行の中に「粗大身」と「微細身」という、身体に対する考え方があることを、チベット仏教普及協会のクンチョックさんの講演でお聞きしました。
野口体操や竹内レッスンの中で「からだ」と言うとき、それはチベット仏教で言う「微細身」のことだったようです。ふだん私たちが「身体」と言っているのは、たいていが「粗大身」ですね。エビデンスが出る、説明がつく、そんな「身体」も「粗大身」に含まれます。
日本語では、「微細身」のことを、無とか空とか言うようです。「からだ」の「から」は空っぽの「から」=「無・空」=「微細身」なのです。
説明すると、なんだか難しいことと思われるかもしれませんが、「からっぽ」の「からだ」は、レッスンの中では案外簡単に体験できます。
野口体操や竹内レッスンの難しさは、体験すれば簡単なのに、説明や理解しようとすると難しいことになる。結局シンプルなものほど奥行きがあって、それは頭で理解しようとすると難しい。
なにせ、私自身もこんな答えが見えてくるのに30数年かかってますので(笑)
(せとじま・ばん)


定例会では「野口体操」(野口三千三氏創始)と「からだとことばのレッスン」(竹内敏晴氏創始)をベースにしたWSを行っています。
毎回、参加される方の思いや要望を伺いながら、皆さんの「からだ」と「ことば」の情況に応じてワークを進めています。
「からだ」や「ことば」との新たな出会いを求める方、どうぞいらして下さい。
レッスン模様は人間と演劇研究所ブログで発信しています。
http://karadazerohonpo.blog11.fc2.com/


■日時 2017年9月2日(土)17:30~21:00【開催時間を変更しています】
■会場 新宿区大久保地域センター3階和室(JR新大久保駅徒歩8分・地下鉄東新宿駅徒歩7分)
■会費 5,000円
■申込み メールまたは電話にて、参加日とお名前をご連絡ください。
■連絡先 メール karadazerohonpo@gmail.com (瀬戸嶋宛)
電話 090-9019-7547
■その他 当日はからだを締め付けない動きやすい服装を用意してください。(Gパン・スカートは不向きです)