7/9-特別講座「からだが語る」宮沢賢治童話の世界-14



賢治童話『鹿踊りのはじまり』を一人で声に出して読みました。賢治さんの「ことば」にふれ、静かで豊かなひと時を過ごしました。賢治さんの言葉は、日常という有限に縛られた世界を離れて、無限の広がりを持つ「いのち」の世界へと私を連れて行ってくれます。生きるために身に着けた煩わしさを離れ「ああこれで良いのだ!」と物語世界に遊ぶ。賢治さんの言葉の凄さには、読むたびごとに驚かされます。賢治さんの物語を繰り返し読むことは、終わりのない発見の旅かもしれません。ご一緒して頂ければ嬉しく思います。(せとじま・ばん)


◇日時 2017年7月9日(日)13時00分~19時00分
◇場所 新宿区若松地域センター4階和室「はなみずき」(団体名:ひとつ会)新宿区若松町12-6(大江戸線若松河田駅より3分)
◇定員 6名
◇参加費 11,000円


◇申込み メールまたは電話にて、お名前・連絡用電話番号をお知らせください。
・メール karadazerohonpo@gmail.com
・電話 090-9019-7547(瀬戸嶋)
◇その他 当日はからだを締め付けない動きやすい服装を用意してください。(G パン・スカートは不向きです)
◇WSの内容については、人間と演劇研究所ブログをご参照ください。http://karadazerohonpo.blog11.fc2.com/


私は宮沢賢治の「ことば」に魅せられて来ました。
ことばのもつ独特の響き、リズム、音色。そしてそれらが私たちの「からだ」を通して語られるとき、いのちとしての自然の織りなす世界が、私たちの目の前に展開されます。
賢治童話は眼で読むだけでは、その素晴らしさに触れることが出来ません。それは彼がその妹や弟に読み聞かせることを前提として書かれたものだからでしょう。
野口体操で「からだ」をひもとき、竹内からだとことばのレッスンで「こえ」と「ことば」をひらき、賢治作品の世界イメージとの出会いを深めていきます。
ことばを語ること、声を発すること、仲間とからだ全体での響き合うこと。それらの「喜び」を体験してみたいと思う方は、どなたでもどうぞいらして下さい。